何度でも Lovin' you!~season 1~
馴れ馴れしく優季なんて呼ばないでよ!!!!
顔を見るのも話をするのも嫌なのに…
「私、当直明けで疲れているから…」
そう言って、逃げるように部屋に入った。
『おい!優季が帰って来たんだから、荷物は静かに運べよ!』
あいつの声がドア越しに聞こえてきた。
ドサッ!
ベッドにダイブし、布団を被る。
悪夢だ…
もう会うこともないと思っていたのに…
布団を被っていても隣の物音や話し声が耳障りなくらいに聞こえてきた。
隣に越してくるなんて…
あいつの真意は何なの?
単なる嫌がらせ?
それとも…
考えれば考えるほどわからなくなる。
結論にまで達することなく、いつの間にか眠りに落ちていった。