何度でも Lovin' you!~season 1~



目はテレビ画面の映像を捉えてはいても、意識はキッチンで後片付けをしている優季に向いていた。


優季は自分が話そうとしていることに対して、今、何を思い、どんな気持ちでいるのだろう。


『待たせちゃってごめんね。片付けてからでないと、落ち着いて話ができないような気がして…』


優季はエプロンで手を拭きながら、俺の隣に座ると、

『今から話すこと…

洋子主任の話と被るかもしれないけど…聞いて欲しいんだ』


優季の緊張を帯びた真剣な眼差しに、俺は無言で頷くことしかできなかった。



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