ちょこキス
「お前ふざけんなよ?」


きたッ…どうなるあたし!!

「お仕置き。覚悟はいいな?」

「…ッ\\\」

「今日は、あのキャラメル使え。キャラメル食いながら、俺にキスしろ。」

テーブルの上のキャラメルを指しながら、そう言った。

えぇ?!

自分からキスしろって言うのはなかったかも。

大抵キスマークつけられるとか、そんなんだった気が!

いきなりレベルアップ?

「早く、しろよ。」

そう言われた私は、小さくうなずいて、キャラメルに手を伸ばした。

口に放り込むと、甘い香りが口に広がる。

ミルクの柔らかい甘み。

少し噛んでから、意を決して。
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