浮気心に春爛漫
あたしが思わず両手で口を押さえると


「あれ?もしかして涼介にはまだされてなかった?」





あたしは何も言えない。



「そっかそっかー。本当に大事にしてるんだなあいつ。」




あたしが唖然としてると、



「あいつが大切にするほど奪いたくなっちゃうんだよね」



そう言いながらもう一度キスをしてきた。




「んっ」



「いいねー可愛いね。じゃまたね。玲奈。」




顔をくしゃっとさせて笑って。



そのま教室を出て行った。
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