大好きな君へ
第二章~手紙~
翔は昇降口で靴を履いていた。



立ち上がった時、フッと玲奈の靴箱を見た。



翔は信じられない物を見てしまった。



《こないだは楽しかったね。また遊ぼぉね。》



という内容の手紙。



女達からだな。




と言い訳を作りたい所だが、明らかに、男の字だ。




―誰だ?―




同時に俺の頭の中では、いろんなことが浮かび上がる。



…彼氏…いんのか…?




………たんなるいたずらか…?




翔はその手紙に一つの疑問を持った。
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