恋愛磁石



“ピアノを始めたのはいつからですか?”

“3才です”

“5年で入賞なんて、すごいですね。そんなにピアノを頑張れるのは、どうして?”

“大好きなお父さんやお母さんが、応援してくれるからです。それから――”



「―――ピアノが、好きだから」



無意識のうちに、その言葉を小さく声に出していた。



幼い頃、

まだピアノを始めたばかりの頃の記憶が、一気に蘇える。





< 95 / 142 >

この作品をシェア

pagetop