愛のかたち


「香……」

弘輝くんが呟く。

私は弘輝くんの
温もりに包まれながら
ゆっくりと目を閉じた。


「……わ…私…
弘輝くんの彼女でいいの?」


「俺が彼氏でいいのか?
あんなひどいことした俺で」




「……いや









優しくしてくれなきゃ」


そう言って私は笑った。

弘輝くんはホッとしたのか
「バカ」と一言呟き
私を一段強く抱きしめた。







エンド




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