バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》
『華は満足した?逞君のお願い聞いてあげてこれで良かったって思った。』




良かったと言うか、逞君は喜んでくれたと思う。



『華答えて。』



「一輝に逞君の事話さなかったのは悪かったと思う。

たけど、私はただ逞君のお願いを聞いてあげたかっただけなの。


なのにこんな事になってしまって。」




一輝が椅子から立ち上がった。



『もういい、華は何も分かってないから、


これ以上話しても無駄。


俺今から出掛けて来るから、


先に寝てていいよ。』





一輝何処に行くの?



ごめんなさい私謝るから私を置いて行かないで!



一輝の腕を持とうとしたら払われた。



『いいから華は健太郎の側にいて。』



私は玄関を出て行く一輝をただ見送った。



夢で見たのと同じだ。



一輝が出て行ってしまった。



一輝はもう帰らないの?



一輝ごめんなさい私を許して。






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