バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》
河上が言うことはもっともだ。



たけど俺たちは認めない。


認める訳にはいかないんだ。



『河上さんがなんと言おうと、諦めてもらいますから。


夕顔に今後一切近づかないで下さい。


あなたなら夕顔でなくても、いくらでも女がいるはずた。



あなたが夕顔に本気だなんて信じられる訳がない。


あなたが今まで沢山の女を泣かして来た事、


夕顔が知ったらどう思うでしょうかねぇ。


夕顔は多分引くと思いますよ。


夕顔は純粋なんだ。


河上さんにそんな夕顔を汚してほしくない。


俺たちは絶対認めない!』



河上が笑い出した。



「ふーん。おまえたちは俺の何を知ってる?


今までの俺は最低だったかも知れない。


たけど、こんな俺だって真剣な恋をしたいんだ。


そんな相手に漸く出会えたんだよ。


夕顔を諦めることは出来ない。


おまえたちになんと言われようと、


俺は夕顔を絶対諦めねぇからな!」





河上をよけいに挑発してしまったようだ。



たけど俺たちは負けられない。







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