バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》
俺はかなり焦っていた。




いざ河上を前にすると体が震え声も出ない。



そんな俺を見て勇気が話しだしてくれた。



勇気にはいつも頭が上がらない。



河上は体もでかいし、話し方も大人で、自分がいかに小さな男だと思い知る。


河上が始めて好きになった女が夕顔だと言い切った。



それは純粋な気持ちなのか?



もしそうであれば、俺たちのしてる事は間違っているのか?



不安になる。



たけど、勇気にそんな弱気になってら夕顔を守れない。



確かにそうだ。



俺は震える体を押さえて、


今逃げたら駄目だ。



俺は夕顔を守るんだ。



自分で自分にカツを入れた。



こい!河上負けてたまるか!






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