バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》
『俺、夕顔が好きなんだ。この気持ちは止められない。


今まで全ての女に謝罪し、関係は全て絶って来た。


たとえ夕顔が俺と付き合えないと言っても、俺はこれで良かったと思ってる。


俺は夕顔に恋して自分を変える事が出来たんだ。


夕顔、ありがとうな。


大好きだよ。』





そんなぁ、将一君反則です。



涙が止まらない。



さっきまで怖かった思いが、将一君の暖かい手から愛情が伝わって来た。



私は思わず、「将一君は一杯モテたんだね。


将一君と付き合った彼女たちも、その時はきっと幸せだったと思うよ。


将一君も幸せを感じていたでしょ?」




将一君が頭をポリポリかいて夕顔には敵わないなぁって笑った。



私は将一君の手をギュって握り返して、



「私も将一君と幸せになりたい。」




将一君が私の名前を呼んで私を抱き締めた。



将一君私幸せ感じだよ。



将一君が何度も夕顔ありがとうと言った。



私にはまだ大人の恋なんて分からないけど、



将一君の真剣な思いは私の胸に届いたんだ。







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