バツ１子持ち、それでも大好きだよ先生！《あれから〜６年が過ぎて》
｢啓太は知らなかったの？｣



さっぱりなんの事だか分からない。



｢啓太の背広のポケットにいつもルミからの手紙が入ってたんだって。


最初は好きとか愛してるとか、


それから愛してくれてありがとうとかね。


段々エスカレートして、結婚しようとか、赤ちゃんがほしいとか。


凄いのは奥さんより私を選んでくれてありがとう。


彩夏がその手紙読んでどんな気持ちだったか分かる。

でも彩夏は啓太が好きだから、啓太がルミを選ぶなら、


自分は身を引こうと思ったの。


そしたらお腹に啓太の赤ちゃんがいた。


彩夏そうとう苦しんだと思うよ。


たとえ、その手紙がルミ一人の仕業だとしても、


啓太も悪いんだよ。


ルミをその気にさせたんだからね。｣




｢華！｣



啓太が号泣する。



｢啓太、彩夏に土下座して謝まんなさいよ。｣



啓太が泣きながら何度も頷いた。







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