バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》
私たちは二階の部屋に案内された。



消して広くはない部屋だけど、



とても綺麗に片付いている。



亜沙美ちゃんはもうママのひざの中だった。



3年間会ってなかって嘘みたいだ。



それとこの部屋には男の人と生活をしてるって感じがしないのは何故?



確か新しい彼氏が出来たはず。



たけど、男の物が何一つない。



男の人と生活してる感じが全くしない。



嘘?



奥さんもしかして、中野さんを試した?



もしかして奥さんもまだ中野さんを好き?



本当は中野さんを振り向かせたくて彼氏がいると嘘をついた?



私は中野さんと奥さんをじっと見つめていた。



『美沙子俺の話しを聞いてほしいんだ。


美沙子が家を出て3年も立ってしまったけど、


俺は美沙子が好き。


愛してるんだ。だからまだ離婚用紙は出してない。


浮気をした俺を許せないのは分かる。


たけど、二度としない本当に。


美沙子を失ってどれだけ大切な存在だったって分かったんだよ。


たけど、美沙子に会うのが怖くて、


ここに来るのに3年もかかっちゃったよ。』






< 82 / 228 >

この作品をシェア

pagetop