オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~







――階段を駆け上がる。




目の前にせまったドアのノブをひねる。

いつもは鍵のかかっているそれは、半回転してすぐに開いた。



少し冷たくなった風と共に、広がる景色。





「あ……本当に来たのかよ」





青い空の下、藤岡くんの髪の毛がまぶしいくらいに光っていた。




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