トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
「とりあえず、乗って」
そう言うと、優は呆然と立ちすくむあたしの手を取り、引き寄せた。
優に触れられた手は熱を持ち、ドクドクと波打っている―…。
そして、あたしが優の隣に乗り込むと。
「長井さん、悪いんですけど…
少しだけふたりにしてもらえませんか?」
と、優が運転席に向かって話かけた。
「わかりました…。
じゃあ、そこのスーパーの立体駐車場に、車停めますね。」
「わがまま言ってすみません」
「いや、いいですよ。
まだ時間もありますし」
そして車は動きだした―…。
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