トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
美衣は
少しの間をあけたあと。
「…大学の友達にね、優の大ファンの子がいるんだけど…。
その子に、優の握手会にひとりで参加する勇気がないから、一緒に来てほしいって、お願いされちゃって…」
―……………
なんだ…。
やっぱり、そういうことだったのか…。
『もしかしたら…』なんて
少しでも淡い期待を抱いてしまった自分に、腹が立つよ…。
やっぱり、そうだよな…。
俺は美衣にフラれてるわけだし。
美衣にしてみれば、俺とのことなんて
単なる"過去"にしか過ぎないんだよな―…。
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