先生がくれたもの~運命に導かれて~


「まあな。じゃあ、次の検査だから…」


そう言って小西先生は、聴診器を取り出した。


「ちょっと待って。」


「どうしたの?」


「だって、あの…」


聴診器って事はさ…


あたしが言うの戸惑ってたら、小西先生はいきなり笑い出した。


「オレ、そんなに変態に見える?」


「へ?」


「大丈夫だよ。オレは患者に手ぇ出さねぇから。」


「…」


そうじゃないよ。


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