先生がくれたもの~運命に導かれて~


この時あたしは嬉しかった。


あたしは1人じゃないって実感した。


でも同時にこうも思った。





死ぬの怖い。



死にたくない。



ずっと、先生の傍にいたい。



今までだったらこんな事思わなかった。


さっきみたいに外に出たいとか思う事はたくさんあったけど、“生きる”って言葉に繋がる希望は初めてだった。


< 44 / 273 >

この作品をシェア

pagetop