遠くから来た男の子
『普通に落とし物を捜すようにはいかないんだな。男の子は、よく今までひとりでがんばってきたな』と、レムは思いました。

2人は男の子をリペスキンドへ、絶対に帰らせてあげようとちかいました。

「その鹿って、どの辺にいるのかな?」

「夜に一度水を飲みに川にやってくるらしいから、その時に会えると思う」

「見つけたら捕まえるの?」と、レムは少し心配そうです。

「いや、話しをしてみるよ。鹿は、ああ見えてとっても交渉や、取り引きが好きなんだ。角がいずれまた生えてくるのを知っていても、それ相応のものをほしがるだろう」と、男の子が鹿について説明してくれました。


それは、今までレムの思っていた、のんびりと可愛い鹿のイメージとはちがって、何だか可笑しくなりました。
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