ラブプレ☆マニア



みんなが出ていくと、兄ちゃんははぁ、とため息を吐いた。


「やっと静かになった……」


確かに。


ちょっとうるさかったもんな。


特にヤスと大沢くんが。


「それにしても、あの大沢ってヤツ、ほんまウザキャラやな」


「うん……あたしも思う」


そう言うと、兄ちゃんはあたしを見た。


もうお互いの気持ちはわかってるから、なんとなく恥ずかしい。


あたしのそんな様子に気づいた兄ちゃんは、ニヤッと笑って頬を撫でた。


「ミチ、あれほんま?」


「あ、あれって……?」


「俺のこと、好きってやつ」


そんなこと、聞かんくてもわかってるくせに


兄ちゃんは意地悪や。


「なぁ、ミチ。言って。」


「……っ」


「なぁ?」


「好、き……」


「ん?」


「大好き!」


真っ赤な顔で叫ぶように言うと、兄ちゃんは寝ころぶあたしをキツく抱きしめた。


「うん。俺も大好き」


兄ちゃん……


「もう体大丈夫?」


「うん……?」


そう言うと、兄ちゃんはあたしの着てた浴衣を脱がし始めた。


「に、兄ちゃん?!」


「ほんまはビキニ脱がしたかったけど、仕方ない。」


え、エッチする気……?!


「ちょ、兄ちゃん!!」


叫ぶと、兄ちゃんはあたしをまっすぐ見た。


「好きな女に好きって言われたのに、我慢なんてできると思う?」


その言葉に、あたしは見事に骨抜きにされ。


兄ちゃんの溢れる愛を感じながら、快感に、溺れていった……



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