ラブプレ☆マニア


「ミチじゃなくてさ、あんた。」


「は……?」


「さっきからタコみたいに人の上で踊りやがって。足痛いっつうの。」


に、兄ちゃん……?


唖然としてるエロナースに、兄ちゃんは言い放った。


「残念ながら、たとえナース服着ててもあんたじゃ興奮せんから。」


その色気で何人もの男をおとしてきたであろうエロナースに、兄ちゃんの言葉はクリーンヒットしたみたい。


ヨロヨロと、兄ちゃんから降りる。


「ミチ、おいで。」


兄ちゃんは、いつもみたいに優しく笑って手招きをする。


吸い寄せられるように近づくと、ギュッと抱き締められた。


「これ、ミチから着てくれるとは思わんかった」


「恥ずかしいけど、兄ちゃんのピンチやと思ったから……」


「めっちゃ可愛い。俺専属のナースや。」



ま、また兄ちゃんはそんな恥ずかしいことを…!


そうなんです。


兄ちゃんに持って来てって頼まれたものとは


「ナース服」です。


なんか、場所が場所だけにリアル…!


「ミチ、足痛いから挿れられへんけど、イカしたるわ。」


カラダ中を這う指に、あたしはまんまとイカされてしまった。


兄ちゃん、ケガしてんのに


そんなん反則……!



*
< 62 / 108 >

この作品をシェア

pagetop