恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜
まずい。
まだ7合目の途中なのに。
気持ち悪くなってきた…。
だけど、これぐらいならまだ頑張れるはず。
先生には迷惑かけられない。
私はまだ、頑張れる。
7合目に入ると、休憩所がいくつか目立つようになった。
その中の一つで休憩中、先生と森田先輩は何やら話し込んでいた。
その様子を、私は水を飲みながらボーっと眺めていた。
「俺と莉央が先頭歩くから。」
話し合いから帰ってきた渡先生から、そう言われた。
「え…?」