恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜
山田くんがそこまでおせっかい焼くとは思ってなかったけど、確かに周りの物事を見通す力はすごいと思った。
「ごめんね、莉央。私、怒りにまかせて莉央も自分も傷付けるようなことしてた。馬鹿だね、私…。」
「愛、もういいよ。」
愛の辛そうな言葉を聞いてるだけで、その思いは充分伝わった。
だから私は、
全てを許した。
今吐ける量だけ吐いて少しすっきりした後、愛に連れられて休憩所に戻った。
そこには先生が、穏やかな笑顔で待っていた。
「莉央。少しずつ歩こうか。」