恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜
頂上直前。
また足場が悪くなった。
本当にもう少しなのに、、、
登りきれる力なんて、もう残ってないよ…。
頑張ってみるけど、
どうしても上手く登れない。
状況を素早く察知した先生は、私より先に岩を登る。
「莉央!頑張れ。」
そう言って、先生は右手を差し出した。
この『手』は…、、、
プールから上がる時に私を助けてくれた手。
先生の手は、
いつでも私を助けてくれる。
先生の体温を感じながら、私は一生懸命登る。
先生の手を借りながら登る…
そんなことを何度か繰り返しているうちに…、、、