恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜


「ところでさあ、今日から部活再開だね♪ああ~、早く一色先輩に会いたいな~♪」



マイペースな愛の話に呆れつつも、私は伏せた成績表をカバンの中に入れた。



「そだね。今までの練習、忘れてなきゃいいけど…」



『部活』。



テスト勉強に夢中すぎて、その単語すら忘れそうになってた。



練習についていけるか、ホントに不安になってきたぁ…。


< 96 / 514 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop