【短】桜の咲く頃に…
本当なら私が先に行くはずだった。もっとずっと前に…


毎日通った神社。
境内の桜の木。
咲き誇り、美しく静かに散っていく…。短い命の存在価値なんて私にはずっと分からなかった。

だけど、潤也は知っていた。

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