【実話】コイウタ・完
終電の時間になると、一緒に駅まで向かった。
無言のまま繋がれた手は離れることなく…
私がもっとしっかりしていれば、私たちはこんな風にはならなかったのかな…
このままさよならなんて嫌だよ…
涙を必死で堪える。
ここで泣いたら、佑斗を困らせてしまうから…
『じゃあな』
駅の改札で佑斗が手を離し、私にそう言う。
『ばいばい』
『頑張れよ』
『佑斗もねっ☆』
改札を通って、去っていく佑斗の後ろ姿はどんどん小さくなっていく…。