恋*クル


大人っぽい麗に突然話しかけられた男の子。

顔をかあっと赤くさせて、こくりと無言で頷く。



「ひょっとして、彼女待ち?」

「いやっ、あの……、中学ん時の先輩に会いに来て……」

「中学の時の先輩?」



きょとんとして、麗はさらに訊く。



「何年生? 名前は?」

「二年の……金森先輩です」

「金森……?」



二年の金森。

あたしが知る限り、該当するのはたった一人。


そう、ヘタレの武人だ。


< 47 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop