戦国サイダー
「いや、というか初対面の人にそんなことを言われるとは……」


「夜が更ける。はよう案内せい」



問答無用!?



いやいやいやいや! 可笑しいでしょ、これはあれか、警察の出番ですか!?



やっぱり関わってはいけない人だったと、慌ててトートバックの外ポケットに入れてある携帯に手を伸ばす。



……も、その右手首をがっしり掴まれてしまった。



「何をしている」



ぐっと近くでお顔を拝見出来るのは光栄ですが……



やっぱり怖いです! この人、なんかオーラが違います!!


なんていうの、ヤのつくお仕事の人のようで、ちょっと違う……軍人のような、王様のような……


とにかくなんか私たち一般人とは違う!


 
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