戦国サイダー
 

「儂も、わかっておる」



虎はそう言うと、柔らかく微笑んでくれて。



ゆっくりと顔が近づいたので、私も素直に目を閉じた。




今まで散々されたのに。





これが瞼を下ろした、初めてのキス。


 
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