虹のかなた〜Second Love〜(実話)


『お疲れ様です!!』


元気よく扉を開けたものの一番乗りだったらしく誰も来てなかった


来るの早かったかな…そう思いながら一番後ろの席に座った


ボーッとしていると今日の会議の内容が書いてあるホワイトボードに目がいった


【内装工事期間中の利用者の安全対策について…】


え…内装??

金儲け会議じゃなかったんだ…

あたしは慌てて会議資料に目を通した




あたしの勤めている病院は五十年ほど続いている病院で最新機材がいくつも置いてある大きな病院ではなく小さな街の唯一の病院だった



全棟を改装してくれないかな…なんて思っていたら次々に責任者などが入って来た



『お疲れ様です』


『あら?高瀬さん今日は珍しく早いのね!』


嫌みっぽく看護部長が言った


昔から看護部長とは気が合わない


あたしが入った当時から髪の色や改造した車の事とか嫌みタラタラ言われ続けてきた


でも、仕事だけは部長に言われたくない一心で今までやってきた



亡くなったお爺ちゃんが見つけてくれた職業だし
何よりも卓也があたしの背中をいつも押してくれたから絶対に挫折だけはしたくなかった




今となってみれば、介護とは一言ならぬ大変な部分も沢山あるけど、あたしの生き甲斐でもあり、天職となった
















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