純白小悪魔 [仮]













そう思っても
あたしは無意識に
声のする方を
振り向いた











そこには
他でもない











イチがいた











ケイイチでも
ユウイチでも
コウイチでもない












原田イチだ











『わあ〜
イチ先輩も
この授業受けてたんだ』











隣でカナエが
そう声をあげる












イチ先輩











やっぱり年上なんだ











「知ってるの?」











『ん?
イチ先輩のこと?』











あたしが頷くと
カナエは
驚いたようだったが
すぐに呆れ顔になった











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