Dark of Hearts
『ほら、これが光玉のかけららしいよ』

ケンゴは光玉のかけらをタツキに手渡した。

タツキが光玉のかけらを受け取った瞬間、光玉のかけらは驚異的な光を放った。

『熱っ!!』

タツキはあまりの熱さに光玉のかけらを落とした。

『おいタツキ!!何やってるんよ。光玉のかけらが割れたらどうするんよ!!』

リュウトはそう言って、タツキの落とした光玉のかけらを拾い上げた。

『タツキ?』

ケンゴは何か様子の変なタツキを気にした。

『はい、ケンゴ。わし持ってると絶対失くしそうやし』

リュウトはケンゴに光玉のかけらを手渡し、ケンゴは制服のポケットにそれをしまった。

『外でレイラが待ってるから、2つめの光玉のかけらを探しに行こう』

ケンゴはそう言って、音楽室を出た。

『ほいほい』

リュウトも音楽室を出た。

『俺は…タツキだ』

タツキはスザクの言っていた事を気にしないようにした。
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