幼なじみな僕ら。











あたしは顔を上げて、ハルを見た。


日焼けした、真っ黒な顔を。










「・・・でもさ、好きなんだもん。

忘れられないんだもん」










声が震える。








好き。


それ以上、それ以下でもない。




好き。 好き。 好き。









先輩が好き。













それしか、言葉に出来ない。







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