幼なじみな僕ら。










「お前はいつだって、
そーゆーのをバカにしてきたけど。

俺は、そうは思わない。




愛情ってさ・・・
確かに結構見せかけなことが多いけど。




だけど・・・かっこ悪いもんじゃない。








お前が思ってるよりは、ずっとマシなもんだと思う」










俺は何も言わなかった。

地面に、視線を落とす。






今の俺にはやっぱり、想いだとかそーゆーのは難しすぎる。







「・・・帰ろうぜ、鳴海」








昔と変わらない笑顔で、新が言った。





俺は新を見て・・・そっと頷いた。










< 361 / 421 >

この作品をシェア

pagetop