ミリオンハート


『じゃあな。』



『うん』





これが、最後に聞くサードの言葉だった。



抱き締められた時に決心した意思は、水の泡のように流れていく事を今は知らずに。







ベーシャの宿に泊まり、マロンへと連絡をとる。




『マロン?
心配かけて、ゴメンね。うん。大丈夫。うん、またね。』





取り敢えず、安否を確認させ
私が行く先。






『最上階級
バラモン・・・』











< 14 / 43 >

この作品をシェア

pagetop