悲恋‐幼い恋‐
昨日と同じ病室に入った。
「あ、瑠実チャン!!!
待ってたよ!!」
満面の笑みの瞭。
………気持ち悪い。
「なんで、呼んだの?」
「え?別に用なんてないよ?」
は…?
「用が無いのに呼んだわけ…?」
「うん」
「帰る」
「わー!!ちょっと待って!!!
嘘です!!
看病してください!!」
………はぁ。
何これ。無駄足じゃん。
バックレればよかった。
花瓶の水を変えながら、そう思っていた。
――そのとき、