I LOVE YOU
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―五時間後―

私が目を覚ましたのは、それから大分時間が経っていた。

「たか、大丈夫?ごめんね。私の…」

「由衣の性じゃないよ」

その時…
ガラガラ、と病室の戸が開いた。

医師が入って来た。

「石垣 たかさんの親御さんはいますか?」

「はい、私ですが…」

その時にお母さんは、チラッと私の方を見た。

「お話しがあるので、少し宜しいでしょうか?」

「はい、分かりました」

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