お兄=秘密彼氏 ~パート2~
ココは大翔の新しい家
小さなアパートなんだけど
けっこうキレイなの
お母さんは泊り込みの仕事を始めたみたいで
滅多に家にいないんだって
だからあたしはよく大翔の家に来てる
今日も二人でイチャイチャする予定だったのに
『この前のテストどうだった?』
っていう大翔の言葉で一気にその予定は崩れた
「赤点が三つ・・・
俺でもこんな点数取ったこと無いぞ?」
「当たり前だよ!
大翔は学年トップなんだから!」
「トップじゃなくて
今回は三位だった」
「三位でもスゴイよ
あたしなんか下から数えたほうが早いし」
「・・・確かにな」