お兄=秘密彼氏 ~パート2~





昔は兄貴と母さんとの


四人で暮らしていたこの家




今では 少し広いのも気にしなくなってきている






「晩飯食うか?」


「いや 俺はいいや
 親父だけで食ってこいよ」


「わかった」






さっきスペサン食ったから


あんまし腹減ってねぇんだよな






俺と親父は料理なんて出来ねぇから


毎日のように外食だ




たまに作るんだけど



毎回不味くて・・・





だから外食が多い





「じゃあ 行ってくる」


「おう」




親父はコーヒーを全て飲み干し



財布を片手に家を出て行った






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