声
だから…僕はあの子も助けて、ちゃんと君の元に戻るつもりだったんだ。
でも…出来なかった。僕はヒーローに、なれなかったみたい…。
僕は運動が凄く上手な訳でもないし。
背が高くて、イケメン…って訳でもなくて。
家が金持ちって訳でも、頭が凄く良い訳でもない。
それでも僕は君のヒーローになりたかったんだ…。
サラサラのロングの髪。
団栗みたいに丸くて大きい瞳。
小柄で、細い手足。
僕を包み込んでくれる、優しくて太陽みたいに暖かい君だけのヒーローに…なってみたかった。