声
―…でも、もうダメ…みたいだ。
最後に、伝えなきゃ。
君に…伝えなきゃいけない、事があるんだ。
そう思っていたら、さっきまで動く事のなかった僕の手は君の頬までのびた。
…君が凄くびっくりしてる。
驚かないでよ…。僕だって…びっくりなんだ。
それよりも…伝えたいんだ。
死ぬ前に、大好きな君に……。
「笑っ…て……生き、て…し、あわ…せ……に…」
君の大きな瞳が見開かれた。
…あぁ、やっと……言えた。
ねぇ、聞こえた…?君に…僕の声は届いた?