5分100円 コインランドリー
彼女を部屋に上げた。

「おじゃまします。」

小さいながらも、気遣いが出来る。
母親は、しっかり、しつけをしているらしい。
自分の履いていた靴を、玄関の端にしっかり揃えて、並べた。

『着替えは無いけど・・・。これでいいかな?小さめのTシャツと短パン。』


彼女は、頷いた。

私の渡した服に着替えた、少しサイズが大きすぎたようだ。


そして、
そのまま、私のベットに寝かせた。


初めのうちは、緊張しているのか、私の方をずっと見ていた。

しかし、疲れていたのか、リラックスしたのか。
暫くすると、スースーという寝息が聞こえてきた。
安心したのだろう。

不安を抱える気持ちは私にも良く理解できる。



彼女の寝顔を見ながら、昔の自分を思い出した・・・。





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