間違い電話 ~もう一つのお話~
彼女の失敗
あれから数日後。


俺の所に美優が走って来た。


「優一!ハァハァハァ。」


「どうした?美優。」


「・・・あのさ、今日の午後から大会議室予約してるでしょ?」


「うん。」


「それ他の会議室に移動できない?」


彼女は会議室をとり忘れていたらしい。


役員の集まりの会議だから、どうしても大会議室じゃないといけないそうだ。




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