竜の国Ⅱ




二人同時に大きなため息をつきつつ

目の前の銅製の扉に手をかける。


畳二畳分はあろうかという

立派というかただ単に重いだけの

扉を開けてくれるはずの

ボーイさんはいない。


案内断ったんだよね。




< 61 / 109 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop