∞君とラムネと∞
あたしの知る彼は
ここからだ。

友人の頼みで、6駅離れた駅前のスナックで手伝いをしていたあたしはその日初出勤だと言うのに
目前には明らかに一般人とは違う風体の男3人。
怯え倒していた。

一番偉そうな太鼓腹の豪快なおじさんは小指が無い。

「ダンピラでなぁ!」

意味不明の単語と恐怖であたしは吐き気に苦しむ。


「大丈夫ー?」

そう言ってニカッと笑ったのがミノルだった。
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