∞君とラムネと∞
彼がニカッと笑うようになるまでには
きっととても、とてつもなく沢山の痛みや苦しみが有っただろう。

喧嘩して飛び出してその度に
皆からちょっとずつ彼の過去を教えてもらう。

そしてやっぱり愛おしくて掘っ建て小屋のようなこの傾いたアパートにあたしは吸い込まれていくのだ。


3年間、吸い込まれ続けたのだ。
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