キスに恋して…1
「楓?」


良平は覗き込んだ


「見ないでよ」


「お前、何泣いてんだよ」


「泣いてない!」


「ほら」


そう言って、良平は前みたいに私の頬に触った


「だって…私、今日学校行くの楽しみだった…のに、良平、女の子のこと…教えてくれないし、直哉の…話ばっかりで…」


「あ〜ごめん」


「ごめんじゃない!楽しい気分が台無しだよ!良平のバカ!」


良平が女の子が誰なのか、何度聞いても言わないからイライラしていた






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