キスに恋して…1
葵は眉間にシワを寄せて私の机にやってきた


「葵?どうしたの?」


葵は辺りを見渡し、良平がいないことを確認して喋り始めた


「ん…楓に言うの悩んだんだけど、どうせ耳に入るだろうから…」


「どうしたの?」


「うん…あのね…楓のことをね…悪く言うワケじゃないのよ」


「うん…」


「昨日直哉で、今朝良平だったでしょ…だから、皆が楓のことを男好き、H好きって言ってるの」


「そう…でも、違うよ?」


「わかってる!でね…誰かわからないんだけど、楓の悪口を言いふらしてるみたいなの…」


「悪口って…どんな?」


「ん…」


葵ははっきり言わない





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