片想いはイヤ!
■ 困惑 ■



───
────
──────・・・



そして放課後。



今日も早く帰ろうと思い、
身支度をしていた。




「あの、ちょっといい?」


「え?」




振り返るとそこには
サッカー部の男の子がいた。



たしか、
かずちゃんの後輩・・・・。



「えっと、
かずちゃんなら・・・・」


「先輩じゃなくて
水谷さんに話があって・・・」


「え?」



あたしに用事?


なんだろう?



真っ赤な顔をした彼。


夕日に混じっているけれど
その顔はよく見えるよ。




だって、
彼の気持ちよく分かるから。



「・・・・えぇ!?」


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